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いただきますの教え方

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1年間通った有機農業講座の最終回。
持ち物はよく切れる包丁とジップロック。

何をするかといえば、
1人1羽、合鴨の解体。

逆さに吊るし、頸動脈を切る。
血抜きをし、羽をむしり。
手羽、もも、胸、ささみ、ハツ、砂肝、ガラと順に解体。

kamo1

最後は美味しく鴨鍋でいただきました。

kamo4

命をいただくことがどういうことかを
改めて学んだ1日でした。

同時に考えたのが、子どもができたときに
「いただきます」の意味をどう伝えようか、
ということ。

自分のことを振り返ると、あれは確か小学3~4年の頃。

通っていたフランスの小学校のお祭りで
ニジマスすくいがあったので、
「ニジマスなんか持って帰ってどうするの?」「食べる!」
と親にねだってやらせてもらい
30~40cmの立派なやつをゲット。

で家に帰ったのですが、もちろん生きたままじゃ調理できません。

すると親が、

「死ぬまでほったらかしておくのは可哀そうでしょ。
自分がやりたいって言ったんだから、
ちゃんと責任持って殺してあげなさい」

包丁でうまくしめられるわけもなく、
泣きながらニジマスのしっぽを持って
まな板に頭を叩きつけて死なせるところまでやり、
自分は何て残酷なことをしたんだと
部屋に逃げ帰った記憶があります。。。

この体験は今でも強烈に残っています。

言葉での「いただきます」だけでなく、
その本当の意味をどうやって子どもに考えさせるか。

とても大事なことだと思います。

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